拍子を感じて弾く。
当たり前のことですが、意外と見落とされがちな要素。
こちらが言わなくても素で出来る子もいますが、大半は助言が必要かなと思います。特に年齢が上がってきたり曲の難易度が上がってくると、この拍子感がなくなるケースをよく見ます。
平面的に、1,2,3 や1,2,1,2 と拍を数えることはあると思いますが、それだと、ビートを感じるのがなかなか難しいです。
そもそも、1拍目2拍目3拍目は平等ではないですよね。心臓の鼓動もドッくン、ドッくン、ととても立体的にリズムを刻んでます。この拍というのは音楽の心臓のようなものだと思うので、常に生きて音楽の奥底で存在するべきです。
基本的には、3拍子の場合1拍目に、4拍子の場合、1拍目と3拍目(1拍目よりは軽く)に重みがきますね。
2拍子 ⚫●
3拍子 ⚫●・
4拍子 ⚫・●・
あとは、縦の線を意識して、
2拍子 ダウン アップ
3拍子 ダウン アップ アップ
4拍子 ダウン アップ ダウン(軽) アップ
これを意識して、手拍子でやってみます。自分の手でもいいですし、子供と向かい合って、1拍目を自分の手で、2拍目以降は子供と先生の手を合わせてタッチする形でも楽しいです。
この他に、
童謡を歌って、拍子がある場合、無い場合の違いを比べたり、踊ったり。。出来る子は指揮をやってみるのも、子供に拍、拍子の大事さを認識してもらう手段となります。
♪今日も楽しいピアノレッスンを♪