ピアノレッスン料金について

こんにちは、コンムジカピアノアカデミー講師のだかなみです♪

普段は笹塚のお教室メインにレッスンをしています♪

最近は大人の方からのお問い合わせが増えてきています♪
再開の方が多いですが、皆様様々な思いを持ってレッスンに通ってきてくださっています♪

さて、

何か習い事を始めるに当たって気になること、

それは。。

お金のこと!

が上位に入るのではないでしょうか?

私自身も語学やジャズピアノなど習い事をいくつかしていますが、

始める時は、それはもちろん、レッスン料金について考察しました。

正式に習おうと決めるに当たって考えることは、

レッスンの質と料金のバランス

かなと思います。

レッスンの質とは、先生の技量、人柄、レッスン内容。

料金はその対価として得られるものに対して見合った金額かどうか。

レッスン料金はピンキリです。

支払うお金は少ない方が助かりますが、少ないお金で質の高いレッスンが受けられるかと言うと、なかなかそうはいかないようになってるのが世の中です。

音楽の道に進む進まないに関わらず、良い先生の元で勉強するかどうかでその後の音楽人生がかなり左右されます。

ピアノの技量だけでなく、音楽に対する感性、教養の高さ

も変わってきます。

基礎から高度な技術までその子に合う導きが出来ること、音楽に対する向き合い方、作曲家や曲の背景、作曲家などについて伝えるレッスンかどうか。

そういった内容のレッスンは、そんなにお安いお金ではなかなか受けることが出来ません。

それなりの料金を支払う必要があります。

ただ、

全てのお子様、大人の方がそのようなレッスンを必要としていないことも確かです。

最低限ドレミが読めて、先生と楽しくお話しして通ってることに対して満足感を得られて自分自身が納得しているのなら、料金のかからないレッスンを細く長く続けるというのも選択だと思います。

本人が望まないのに、熱量の高いレッスンを受けても気持ちがついていかず、結局は先生と波長が合わずピアノ自体を辞めてしまうというケースもたくさんあります。

あとは、

大手などのチェーン展開している音楽教室と個人の先生でのレッスン料金の捉え方ですが、

生徒さん側では同じ料金を支払っていても、大手音楽教室では、先生側はその金額の何割かでレッスンすることになります。その条件で良いとする先生が教えてくださるので、例えば経験がまだ浅かったり、中には音楽を専門的に勉強していない場合もあります。

ただ一方で、自身ではレッスン生を集める状況にないベテランの先生が教えてくださる場合もあるので、大手の音楽教室で習う場合は同じ料金でも運によって得られるものの大きさが違ってくると思います。

個人のピアノ教室については、やはりホームページやSNSなどがあればよくチェックをして、体験レッスンを必ず受けて、レッスン料金も検討して習うのが良いと思います。

人生において、どの程度、音楽というものに価値をおいて生きていくか。
お子様においては、音楽とともにお子様にどのように生きていって欲しいかという保護者様のお考えに寄るところが大きいと思います。

結果は3-5年後くらいに見えてきます。

コンムジカピアノアカデミー・笹塚コンムジカピアノ教室
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初ミニピアノ発表会の様子

  -コンムジカピアノアカデミー-

2024年夏、初めてのミニ発表会を開催しました。
その様子をご紹介したいと思います♪

春には恒例の、ピアノの先生仲間と合同で大きなホールで発表会をしたのですが、今回は、その発表会に出なかった生徒さんたちが主に出演しました。もちろん、春も夏も両方とも参加してくれた生徒さんもいらっしゃいます♪♪

会場は、とても立地の良い渋谷ホール&スタジオのFazioliが置いてあるホール♪

40名程度入るサロンのようなとっても素敵なホールです♪
立地もよく、大人気の会場でここを抑えるのは大変です!早いもの勝ちなのですが、予約日がくると緊張で指先が冷たくなりました笑
無事に取れて本当に安心しました。。。

楽器はイタリア製のFazioliというメーカーの目がハートになるようなピアノさんです💖

見た目も美しい。。。

ご来場人数を鑑みて、2部制としました。

当時の流れはこちら♪

■先生こっそりリハーサル
と会場セッティング、お花屋さん、カメラマンさん到着、お手伝いの先生集合etc..

■第1部
生徒さんリハーサル
開演
終演、集合写真

■第2部
生徒さんリハーサル
開演
終演、集合写真

ホールリハーサルの時間も作り、その他に譲り合いで隣のスタインウェイのスタジオで練習も出来るようにしました♪

スタインウェイで自由に練習できるなんてなんて贅沢な。。。ヽ(;▽;)!😁
生徒さんには色んな良いピアノで弾いてもらいたいので良い機会でした♪

プログラムはこチラ♪

衣装

夏だったのもあり、会場で衣装に着替えていた生徒さんも多かったです。
大きい会場はドレスを着る子が多いですが、今回はワンピースが多かったです。そして暑かったのでポニーテール率が高く大きなリボン🎀を付けていて本当に可愛いかった♪その衣装で七五三の写真を撮ったりした子もいたようです♪

男の子は女の子ほどバリエーションはないですが、シャツにパンツスタイル、蝶ネクタイしている子もいました♪こちらはあまり大きい会場の時と変わりがないようです👀

リハーサル

リハーサルから結構みんな緊張していました!
そうだよねー、気持ちわかる!でした😂

スタインウェイのピアノで隙あらばとずっと弾いている子もいたし、一通り弾いたらあとは心を落ち着ける、という風にしている子とに分かれました。

本番

連弾から始まりソロ演奏へ。

名前と曲名が紹介されてから出ていってお辞儀をして演奏です。

みんな出る前は緊張していましたが、しっかり練習していたのでピアノの前に座ったら割と落ち着いて弾けたと話してくれた生徒さんが多かったです。

5歳から中学2年生までの生徒さんが弾いてくれました。

講師演奏の様子↓

終演

みんな演奏が終わり集合写真♪
お花を受け取ったりご家族とお話しをしたりと、ホッとして笑顔が溢れる幸せなひと時です😆

年齢が上がってくるにつれて、レッスンへの付き添いもなく普段なかなか保護者の方とお顔を見てお話しする機会がないので、発表会の時にご挨拶させていただき、生徒さんの成長具合いを喜び合います♪

さて、

このような感じで初ミニピアノの発表会を開催し無事に終わりました♪

色々な人前で弾く機会を見つけて弾いていくと、確実に成長します。練習も集中するし、他の人の演奏を聴いて刺激を受け、自分の中で次への意欲や課題が湧いてきます。

来年度も、大きい発表会とミニ発表会かおさらい会が出来たらなぁと考えています♪

準備は大変だけどワクワクしちゃいますね♪

お家での子供のピアノ練習(しない)

ピアノの上達にはレッスン以外の練習の時間がとても大切です。

だけど、練習するのは面倒臭いという事実もよく理解できます。

(中には、ピアノが大好きで何も言わずともずっと弾いている子もいますが♪)

ピアノの前に座って弾き出してしまえば乗ってきますが、その椅子に座るまでが。。
大変ですよね。

これはピアノに限らず勉強などにおいても言えることだと思います。

練習しなさい!!!

と怒って喧嘩になって泣きじゃくる。

そんなに練習イヤならピアノはもう辞めたら!!!

と言っても

辞めたくはない!!

だけど練習しない。。

というご家庭が多いのかなと思います。

大変ですが、まぁそんなものです。

ここであきらめずにお子様に声がけしていく。。5年くらい?

あとは練習したら、テレビを見たり、ゲームをしていいよ、シールを貼るなどのご褒美作戦や、先生をびっくりさせよう作戦で上手く練習習慣をつけるように導いたというおお話しをお母様から聞いたりしています。

あとはレッスン中に、練習する曜日と曲を決めて表にして書き出して、何をすればいいか明確にすると練習する習慣がついた子もいます。

環境的に、ご家族の誰かが弾いていると良い影響を生んでいるなと感じることもあります。

楽譜が苦なく読めるようになり弾けてくると、割と自ら練習しだすもので、
そこまで諦めないで見守るのが大事かなと思います。

そして好きな曲、弾けるようになりたい曲との出会いも大きいですね。

その子その子でタイミングが訪れるものだと感じます。

あまり感情的にならずに上手くのせてあげるように声がけするのが良さそうだと保護者の方々のお話しを聞いて思います。あとは褒める!!

日々のコツコツ、積み重ねていきましょう♪

練習習慣が付くと、1週間で違いが見えます♪♪

ミニ発表会終了

2024年7月21日(日)渋谷ホールでミニ発表会を行いました♪

40名ほど入る小さい会場だったので、2部に分けての開催でした♪

発表会はどういう時間かというと。。。

一言で、

幸せ!!!

です✨

リハーサル中(ドキドキ)♪

発表会は準備期間から終わるまで本当に大変ですが、だけど、それだからこそ、演奏が終わった後の達成感や充実感をひしひしと感じて、「やり切った!!!がんばった私、僕!!!」の笑顔が溢れます。

それと同時にご家族の皆様の、「うちの子がんばったわ。。。上手になってるわ。。」と言った心の声が聞こえてきそうなお子様を見つめる眼差しをたくさん見ることができます。

大きい発表会でも小さい発表会でも、この緊張の場面を乗り越えて自分の表現をすることで、みんなの自信が付き、ご家族の皆様のその子への信頼度も上がるように思います。

発表会後、レッスンの時に改めてみんなに聞いてみました。

私「発表会どうだった?」

「楽しかったです♪」

「ドキドキしたけど、楽しかった!」

「ピアノ弾くの楽しい!!」

と、今回出演した5歳から中学2年生の生徒さんまで嬉しい感想をくれました。

来年の発表会の曲まで既に考えているお母様もいらっしゃいます😆

発表会も、みんなの人生の通過点です。

みんなの人生を豊かにする1つの機会になれたら。。♪

今回の発表会は、初めて私のお教室の生徒さんだけで開催しました。
準備から当日まで至らないことがたくさんありましたがたくさんのご協力の元、無事にやり終えることができました。

ご協力くださった、カメラマンさん、お花屋さん、お手伝いしてくださった先生、保護者の皆様に感謝申し上げます!!

良いピアノの先生とは

こんにちは♪

コンムジカピアノアカデミーの講師のだかなみです♪

今回は。。

所謂“良いピアノの先生とは?”について改めて書いてみたいと思います。

私の周りにはたくさんのピアノやヴァイオリン等の先生がいて、お話しすると、

わーこの先生に習えている子はラッキーだな

と思うことがあり、そこをほんの少しシェアしたいと思います。

前提として、

“人を育てる”という観点において、としたいと思います。

良い先生と必要な先生というのは、状況、求めているものによって変わってくるのですが、

例えば、

コンクールでどんどん賞を取っていきたたい場合、権力がある先生であったり、コンクールで賞を取りやすい弾き方のコツを教えられる先生とつながることが目的達成に影響を与えることもあります。

音楽大学進学や海外留学したい場合、コネクションがあったり内情に詳しい先生、またいきたい場所にいる先生に前もって師事することで自分の道を切り開くことにつながります。

自分の目的や時期によって自分にとっての“良い先生”“必要な先生”というのは変わってきます。

さて、本題に戻りまして。。。

良いピアノの先生とは

1番は、

向き合う覚悟がある先生

といえるかなと思います。

つまり、

対 ひと です。

ピアノが上手く弾けるか弾けないかだけでなく、

生徒さんが持つ性格、本質、強み、弱点、思考傾向などを相対的に見て、長い目で見て今何が必要かを考えて言葉をかけられるかどうか。

もちろん、先生だって人間ですから全てがお見通しではないですが、

その目に見えない部分を感じ取ってレッスンしているか、が大事なポイントです。

これを意図してか意図せずかは先生それぞれだと思いますが、

ピアノだけでなく、人としての成長も見守る意気込みと真剣さを持って日々レッスンをしている先生と出会えると、ラッキー!良い先生と出会えた♪という気持ちでピアノに楽しく真剣に向き合えると思っています♪

“失敗”-挑戦と幸せと-

みなさん、こんにちは!
コンムジカピアノアカデミーの野田です♪

今日は、

失敗。。

について書いていこうと思います。

失敗ってなに?

ピアノで言ったら思ったように弾けなかった?間違えた?

試験で言ったら、受からなかったなどでしょうか。

失敗、、したくないですよね。本人だって嫌だし、保護者の方だって、、

うちの子

失敗したらどうしよう。

トラウマになったらどうしよう。

心配ですよね。そりゃそうです。

失敗して落ち込んだり、泣いたり、見てる方も辛いです。

挑戦しなければ、そんな辛そうな姿を見なくてすむんです。
こちらもしんどい思いをしなくて済む。

だけど!!

それで挑戦をやめることはナンセンス、だと思います。

発表会でもコンクールでも難しそうな曲でもやってみたい!と子供が言えば、やってみたら良いと思うんです。

上手にサポートしながら。
そして何があっても受け止める、と腹を括って。

これから長い人生が待っている子供たち。

ただ生きているだけで、

ただ生きているだけで、落とし穴とも言えるような予期しなかったことが人生には起こってしまうもの。

苦境とも言える人生の場面に立ち向かって、自分の手で這い上がっていく力を蓄えていく方が、幸せをつかんでいくのではないかなと思います。

周りの大人達が決めた安全そうな道だけを通って育っていくのは、逆にリスクも存在すると実体験を通して思います。

失敗したらダメ

と思い込むことは、その子を追い詰めることもあるし、挑戦して道を切り開いていくことの妨げにもなります。

失敗する怖さって存在します。それを無視することはなかなか難しい。

だからこそ、その怖さをエネルギーにして努力できる強さ、

失敗なんてどうってことないわ!やりたいことをやる!とガシガシ前進していける気持ちを持って何にでも挑戦して豊かな人生を送って欲しいなと思います。

本番の結果:上手く行った場合とそうでなかった場合

先日ピアノ発表会が終わり、本番に納得いったケースとそうでなかったケースについてを、それまでの練習の様子とともに考察していきたいと思います。

①とてもよく練習して上手くいったケース
②よく練習したのにあまり上手くいかなかったケース

①よく練習して上手くいったケースの考察

このパターンは1番良いですね。本人も嬉しく、人生においても自信の元となります!
早い段階から十分に練習期間をとって余裕を持って仕上げて、本番も割と落ち着いて演奏できたケース。

計画的に物事を進められる子は、試験勉強や受験に置いてもブレがなく、メンタルも落ち着いて取り組めることが多いように思います。

こういったタイプは周りから「練習しなさい!」と言われなくても自分から取り組める子が多いです。1日に長時間練習したり、毎日取り組むわけではなくても、本番までの自分の立ち位置を俯瞰してみることができているようです。
少しずつ、コツコツと積み上げていくことが出来、本番も安定しています。

あとは、、

好きな曲だから一刻も早く弾けるようになりたくなりたくて自らの意思で上手に弾きたくて練習していたケース。最高です!!

②よく練習したのに上手くいかなかったケースについての考察

よく練習した(つもり)なのに、上手く行かなかったケースというのももちろんあります。
その原因は多種多様ですが、ここでは原因を探るとともに改善策を前提に書いていきたいと思います。

<原因>

■練習方法がよくなかった
■本番の緊張に押された
■練習したつもりだけど、いまいち足りていなかった

たくさん練習したのに、上手く行かなかったら、それは、、、落ち込みますよね。
だけど、これは、改善と成長の大きなチャンス!!と捉えることが親御さん、ご本人にとってとても大事なことです。

練習方法がよくなかった場合

ピアノは闇雲に、長時間毎日弾けば言い訳ではありません。まだ小さいお子様でしたら、量と感覚だけで乗り切れますが、年齢が上がってくるにつれてそれが通用しなくなってきます。

本番、緊張しますね。私もめちゃくちゃ緊張します( ; ; )
それに打ち勝つためにはフィーリングと情熱だけじゃ、、足りないんです。。

感覚だけでなく、曲の構造、難しいポイントなどなどなどなどetc..を分析してアプローチする“対策”とも呼べる練習が必要になってきます。

そして“何を表現したいか”を持って練習すること。

感覚って曖昧です。緊張したら、いつもと違うメンタル、身体の感覚になります。
その時に、頭で考えてしっかりと音楽作りしたことが舞台の上でアドレナリンとともに昇華していくと良い演奏になります!!

いわゆる“ゾーン”に入った状態には、頭を使わないで練習しても絶対にならないんです。

本番の緊張に押された

本番、緊張しますよね!
この原因の対策としては、前に述べた練習方法の見直しはもちろんのこと、イメージトレーニングもとても有効です。舞台をイメージすること、あとは、頭の中でその曲を弾いてみること。

あとは、できれば場数を踏んで、舞台に立ったら割り切り!!

所謂“割り切り”も大事です。
その、割り切りが出来るのは、結局は練習の段階においてどこまで自分を信じることが出来るまでやったか、なんです。

練習したつもりだけど、いまいち足りていなかっ

100点満点なんて永遠に来ない、曲の仕上げ。
そして結局は本番の舞台に曲を上げるまで自分がどう弾くかなんて分からない訳です。

そのような状況で本番までどのように練習していくと良いか。

自信と不安のバランス

がちょうど良い感じだと良いんです。

自分は出来る!!という自信と、まだまだダメかもしれない。。。!!!だから練習しなきゃ!!!このバランスです。

練習したつもりだけど、いまいち足りてなかった場合とうのは、その両方か、どちらかが欠けている状態かもしれません。

これくらいかな、と本人が満足してしまってそこから足掻くことをしなかった場合、やっぱり本番上手く行かないことが多い。ぎりぎりまで、まだまだ!!と練習していくこと、だけど腹の底ではもう出来るという自信があること。これが大事。

あとはコツとしては本番の1ヶ月前にはもう仕上がっているという気持ちでもっと前から練習しておくと良いですね。

まとめ

そんなにいつもいつも自分が満足いく結果じゃないのがピアノの本番。だけどそれだからこそ、また次に向かって成長していくきっかけになります。若干マゾ的な部分が必要になってくるかもしれません笑

本番は、決して楽して楽しい!の場ではないけど、そこに挑み続ける、ちびっ子からシニアの方までの方々、本当に尊敬し心から応援しています。

シニアのピアノ、心の健康

私の生徒さんの中で1番ご高齢の方が74歳のシニアの生徒さんなのですが、その方を見ていて改めて生き方や人生と音楽について考えることがあるのでそれを書いてみたいと思います。

人生はあっという間で、必死に成長して、もがいているうちに時間はどんどん加速度的に過ぎていきます。。いくような感覚がします。

ふと、人間の生きてる理由ってなんだろうと考えることがあります。

人生は修行の旅とか、魂を磨く旅とかいう言葉はありますが、でも、苦しむためというよりは、幸せのために生きるんだという風に私は思います。

だけど、苦しいことはやってくるというか常に傍に存在しています。

だからこそ、幸せを感じる何か、手助けをしてくれる存在、というのが人には必要なのではないかなと思います。

それが、友達の存在であったり、スポーツ、ダンス、園芸、アート、料理などなど、そして音楽も。

それはもう人それぞれですね。

これらは経済の面で言うと、お金を産むわけではないですが、だけど、精神面の充実という生きていく上でとっても大事な面を支えてくれます。

それは現役時代ではもちろんのこと、お仕事を引退したあとにも、お仕事は続けながらシニア世代に入った方々にもそういった存在がとても必要なんじゃないかと思っていて、人間、生きている目標や意義といったものが感じられなくなると気持ちがしずみがちになり、ひどくなると心が病気になってしまうことも多々あるんだと思います。

音楽でもなんでも、それをやること、そのもの自体を楽しむということはもちろんありますが、人間の本来の喜びとして、新しいものを知る喜び、学びを深める喜び、上達していく喜び、があると思います。

それらを日々実感できると生きていく上でそんなに心が病むことはないのではないかなと思います。

’クラシックピアノ’というカテゴリーで言うと、クラシック音楽は底知れぬほど奥と幅が広く、最初のひとかじりだけでも膨大にやることがあります。それを指導者と一緒になってそのひとかじりの範囲を広げていくこと、また少しずつでも、努力を積み重ねていけば、確実に上達する実感を得られることが出来ます。

また、音楽をやっていく上で大事な根幹は、人生や他の分野での学びとつながっていることなどなど飽きることがありません。

冒頭お話したシニアの生徒さんとの会話で、印象に残る会話のフレーズで、

“ピアノを弾くということは、自分の身体のいろんな部分や感覚をコントロールすることなんですね”

といった内容のことがあります。

もちろんピアノと直接触れあうのは指であり、指を動かしてピアノを弾くわけですが、音色のコントロールやスムーズに指を動かすためには、背中や腕の意識、手首の使い方、呼吸、耳で音をよく聴いて弾かなくてはいけません。また、拍子を取りながらリズムを感じて、フレーズを歌わせて、、またイマジネーションを豊かにするために、作曲家のことを知ったり、色々な音楽を聴くことも大事ですね。

それらをいっぺんにやるのではなく、少しずつ少しずつ繰り返し取り組んでいくことでだんだん意識と身体に馴染んできます。

なかなかこういったことを普段の生活で総動員して行うような行動はなく、ピアノと向き合うからこそ得られる、感覚、意識、身体の使い方なのではないかと思います。

私の知り合いの先生の生徒さんの中には80歳を超えてショパンを弾いていらっしゃる女性のお話を聞いてなんて素敵なんだろう。。と感嘆しました。

私のシニアの生徒さんも、毎回楽しそうにレッスンを受けてくださっており、新しい発見や、また出来ないことへのもどかしさなど講師である私とあーだこーだと話し合いをしながら、成長度合いを喜び、日々ピアノと向き合っていらっしゃいます。

私もお話の中から多くの学びがあり、よりレッスンを良いものにしようと意欲が向上します。

ピアノが心の拠り所となる幅広い年代の方と出会えるといいなぁと日々思っています。

演奏会でピアノを弾くということ

発表会でもコンクールでも何か本番があると、みんな必死に練習します。
でも多くの人が、何に必死に練習しているかというと、間違えないように、弾けないところが弾けるように、休符に気をつけて強弱に気をつけて。。(かく言う自分も。。汗)

もちろん、とっても大事なことです。

だけど、音楽をやる本当の目的はなんなのか、ということを見失ってはいけません。

正しく間違えないようにするだけならロボットがやればいいんです。

バリバリと技巧的に上手く弾くのを聞いても、すごいことは分かるけれど、何も感動しないし、気持ちが動かされない演奏、というのはよくあることです。(何様なんだ自分。。)

人前で演奏するのは、何かを表現して共有するためであって、正しく弾くのを聞いてもらうためではありません。(でも、人前で間違うのは嫌ですよね。。)

もちろん、聴衆のことは関係なく自己満でいいと言う思いで弾く人もいると思いますが、聞いてる方は、そういう演奏は聞いてるようで耳に入ってこないですね。それって人前で弾く意味は、、あるのでしょうか?みんなの時間を使う訳なので、自己満なら家で1人で弾いとけば良いのではないかなと思います。

私の考えでは、ミスがあったとしても、なんか良かった、感動した、そう思えるような演奏の方が聴きたいし、その演奏に出会えて良かった!と心から思えます。(だけどノーミスで弾きたい!ですよね。。難)

昔々、NHKのアートの番組で司会の方がおっしゃっていた言葉で、演者には2種類あって、

“1つは、舞台上で、自分の世界に観客を引き込むタイプと、自分の世界を観客に向けて一緒に共有するタイプ”

昔過ぎて正確には覚えていませんが、大体こんな内容のことを話していました。前者はベクトルが自分の内部に向いていて、後者は観客に向いていますね。

私個人はどちらかというと前者ですが、どちらでも良いと思います。とにかく表現すること、音楽を感じること。

その喜びを舞台で感じられたら本当に最高です!!
生きていて良かった✨とさえ思えます。

そんな思いを生徒さんたちにも味わって欲しいなぁと思います🕊✨

新年明けましておめでとうございます!

🎍 HAPPY NEW YEAR 2022!!🎍

また新たな年の始まりですね。今年もまた色々なことが起こりそうでドキドキしながらもワクワクしながらも気を引き締めないと、という思いです。

と同時に、プライベートでも興味があることには楽しんで挑戦してみようかなと思っています。

ワークライフが一体化してる私ですが、“ライフ”をもっと大きな視点で捉えて、その中にワークが含まれているイメージで、“ライフ” 全体の質をもっとあげていきたいというのが私の目標です。

コンサートに行ったり、絵画をみたり、自然の中に出かけたり。。

日本の文化にも触れていきたいですね。

また仕事に置いても失敗を恐れず挑戦を続ける。

生徒さんのレッスンでは、

・それぞれのちょっと上のハードルを超える
・発表会、コンクールでも、正しく弾くに囚われずその先の音楽表現に軸をおいて練習すること
・基礎がまだ身についてない子はとにかく基礎!

これらを意識していきます。
コンクールや英国王立音楽検定を受験する子たちがいますが、やるべきことをやれば結果は自ずとついてくると思います。

また新たな1年、楽しみです✨

皆様のご多幸をお祈り申し上げます✨
本年もどうぞよろしくお願い致します。
たくさんのご縁がありますように!

コンムジカピアノ教室
野田佳奈美

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