初ミニピアノ発表会の様子

  -コンムジカピアノアカデミー-

2024年夏、初めてのミニ発表会を開催しました。
その様子をご紹介したいと思います♪

春には恒例の、ピアノの先生仲間と合同で大きなホールで発表会をしたのですが、今回は、その発表会に出なかった生徒さんたちが主に出演しました。もちろん、春も夏も両方とも参加してくれた生徒さんもいらっしゃいます♪♪

会場は、とても立地の良い渋谷ホール&スタジオのFazioliが置いてあるホール♪

40名程度入るサロンのようなとっても素敵なホールです♪
立地もよく、大人気の会場でここを抑えるのは大変です!早いもの勝ちなのですが、予約日がくると緊張で指先が冷たくなりました笑
無事に取れて本当に安心しました。。。

楽器はイタリア製のFazioliというメーカーの目がハートになるようなピアノさんです💖

見た目も美しい。。。

ご来場人数を鑑みて、2部制としました。

当時の流れはこちら♪

■先生こっそりリハーサル
と会場セッティング、お花屋さん、カメラマンさん到着、お手伝いの先生集合etc..

■第1部
生徒さんリハーサル
開演
終演、集合写真

■第2部
生徒さんリハーサル
開演
終演、集合写真

ホールリハーサルの時間も作り、その他に譲り合いで隣のスタインウェイのスタジオで練習も出来るようにしました♪

スタインウェイで自由に練習できるなんてなんて贅沢な。。。ヽ(;▽;)!😁
生徒さんには色んな良いピアノで弾いてもらいたいので良い機会でした♪

プログラムはこチラ♪

衣装

夏だったのもあり、会場で衣装に着替えていた生徒さんも多かったです。
大きい会場はドレスを着る子が多いですが、今回はワンピースが多かったです。そして暑かったのでポニーテール率が高く大きなリボン🎀を付けていて本当に可愛いかった♪その衣装で七五三の写真を撮ったりした子もいたようです♪

男の子は女の子ほどバリエーションはないですが、シャツにパンツスタイル、蝶ネクタイしている子もいました♪こちらはあまり大きい会場の時と変わりがないようです👀

リハーサル

リハーサルから結構みんな緊張していました!
そうだよねー、気持ちわかる!でした😂

スタインウェイのピアノで隙あらばとずっと弾いている子もいたし、一通り弾いたらあとは心を落ち着ける、という風にしている子とに分かれました。

本番

連弾から始まりソロ演奏へ。

名前と曲名が紹介されてから出ていってお辞儀をして演奏です。

みんな出る前は緊張していましたが、しっかり練習していたのでピアノの前に座ったら割と落ち着いて弾けたと話してくれた生徒さんが多かったです。

5歳から中学2年生までの生徒さんが弾いてくれました。

講師演奏の様子↓

終演

みんな演奏が終わり集合写真♪
お花を受け取ったりご家族とお話しをしたりと、ホッとして笑顔が溢れる幸せなひと時です😆

年齢が上がってくるにつれて、レッスンへの付き添いもなく普段なかなか保護者の方とお顔を見てお話しする機会がないので、発表会の時にご挨拶させていただき、生徒さんの成長具合いを喜び合います♪

さて、

このような感じで初ミニピアノの発表会を開催し無事に終わりました♪

色々な人前で弾く機会を見つけて弾いていくと、確実に成長します。練習も集中するし、他の人の演奏を聴いて刺激を受け、自分の中で次への意欲や課題が湧いてきます。

来年度も、大きい発表会とミニ発表会かおさらい会が出来たらなぁと考えています♪

準備は大変だけどワクワクしちゃいますね♪

お家での子供のピアノ練習(しない)

ピアノの上達にはレッスン以外の練習の時間がとても大切です。

だけど、練習するのは面倒臭いという事実もよく理解できます。

(中には、ピアノが大好きで何も言わずともずっと弾いている子もいますが♪)

ピアノの前に座って弾き出してしまえば乗ってきますが、その椅子に座るまでが。。
大変ですよね。

これはピアノに限らず勉強などにおいても言えることだと思います。

練習しなさい!!!

と怒って喧嘩になって泣きじゃくる。

そんなに練習イヤならピアノはもう辞めたら!!!

と言っても

辞めたくはない!!

だけど練習しない。。

というご家庭が多いのかなと思います。

大変ですが、まぁそんなものです。

ここであきらめずにお子様に声がけしていく。。5年くらい?

あとは練習したら、テレビを見たり、ゲームをしていいよ、シールを貼るなどのご褒美作戦や、先生をびっくりさせよう作戦で上手く練習習慣をつけるように導いたというおお話しをお母様から聞いたりしています。

あとはレッスン中に、練習する曜日と曲を決めて表にして書き出して、何をすればいいか明確にすると練習する習慣がついた子もいます。

環境的に、ご家族の誰かが弾いていると良い影響を生んでいるなと感じることもあります。

楽譜が苦なく読めるようになり弾けてくると、割と自ら練習しだすもので、
そこまで諦めないで見守るのが大事かなと思います。

そして好きな曲、弾けるようになりたい曲との出会いも大きいですね。

その子その子でタイミングが訪れるものだと感じます。

あまり感情的にならずに上手くのせてあげるように声がけするのが良さそうだと保護者の方々のお話しを聞いて思います。あとは褒める!!

日々のコツコツ、積み重ねていきましょう♪

練習習慣が付くと、1週間で違いが見えます♪♪

ミニ発表会終了

2024年7月21日(日)渋谷ホールでミニ発表会を行いました♪

40名ほど入る小さい会場だったので、2部に分けての開催でした♪

発表会はどういう時間かというと。。。

一言で、

幸せ!!!

です✨

リハーサル中(ドキドキ)♪

発表会は準備期間から終わるまで本当に大変ですが、だけど、それだからこそ、演奏が終わった後の達成感や充実感をひしひしと感じて、「やり切った!!!がんばった私、僕!!!」の笑顔が溢れます。

それと同時にご家族の皆様の、「うちの子がんばったわ。。。上手になってるわ。。」と言った心の声が聞こえてきそうなお子様を見つめる眼差しをたくさん見ることができます。

大きい発表会でも小さい発表会でも、この緊張の場面を乗り越えて自分の表現をすることで、みんなの自信が付き、ご家族の皆様のその子への信頼度も上がるように思います。

発表会後、レッスンの時に改めてみんなに聞いてみました。

私「発表会どうだった?」

「楽しかったです♪」

「ドキドキしたけど、楽しかった!」

「ピアノ弾くの楽しい!!」

と、今回出演した5歳から中学2年生の生徒さんまで嬉しい感想をくれました。

来年の発表会の曲まで既に考えているお母様もいらっしゃいます😆

発表会も、みんなの人生の通過点です。

みんなの人生を豊かにする1つの機会になれたら。。♪

今回の発表会は、初めて私のお教室の生徒さんだけで開催しました。
準備から当日まで至らないことがたくさんありましたがたくさんのご協力の元、無事にやり終えることができました。

ご協力くださった、カメラマンさん、お花屋さん、お手伝いしてくださった先生、保護者の皆様に感謝申し上げます!!

良いピアノの先生とは

こんにちは♪

コンムジカピアノアカデミーの講師のだかなみです♪

今回は。。

所謂“良いピアノの先生とは?”について改めて書いてみたいと思います。

私の周りにはたくさんのピアノやヴァイオリン等の先生がいて、お話しすると、

わーこの先生に習えている子はラッキーだな

と思うことがあり、そこをほんの少しシェアしたいと思います。

前提として、

“人を育てる”という観点において、としたいと思います。

良い先生と必要な先生というのは、状況、求めているものによって変わってくるのですが、

例えば、

コンクールでどんどん賞を取っていきたたい場合、権力がある先生であったり、コンクールで賞を取りやすい弾き方のコツを教えられる先生とつながることが目的達成に影響を与えることもあります。

音楽大学進学や海外留学したい場合、コネクションがあったり内情に詳しい先生、またいきたい場所にいる先生に前もって師事することで自分の道を切り開くことにつながります。

自分の目的や時期によって自分にとっての“良い先生”“必要な先生”というのは変わってきます。

さて、本題に戻りまして。。。

良いピアノの先生とは

1番は、

向き合う覚悟がある先生

といえるかなと思います。

つまり、

対 ひと です。

ピアノが上手く弾けるか弾けないかだけでなく、

生徒さんが持つ性格、本質、強み、弱点、思考傾向などを相対的に見て、長い目で見て今何が必要かを考えて言葉をかけられるかどうか。

もちろん、先生だって人間ですから全てがお見通しではないですが、

その目に見えない部分を感じ取ってレッスンしているか、が大事なポイントです。

これを意図してか意図せずかは先生それぞれだと思いますが、

ピアノだけでなく、人としての成長も見守る意気込みと真剣さを持って日々レッスンをしている先生と出会えると、ラッキー!良い先生と出会えた♪という気持ちでピアノに楽しく真剣に向き合えると思っています♪

“失敗”-挑戦と幸せと-

みなさん、こんにちは!
コンムジカピアノアカデミーの野田です♪

今日は、

失敗。。

について書いていこうと思います。

失敗ってなに?

ピアノで言ったら思ったように弾けなかった?間違えた?

試験で言ったら、受からなかったなどでしょうか。

失敗、、したくないですよね。本人だって嫌だし、保護者の方だって、、

うちの子

失敗したらどうしよう。

トラウマになったらどうしよう。

心配ですよね。そりゃそうです。

失敗して落ち込んだり、泣いたり、見てる方も辛いです。

挑戦しなければ、そんな辛そうな姿を見なくてすむんです。
こちらもしんどい思いをしなくて済む。

だけど!!

それで挑戦をやめることはナンセンス、だと思います。

発表会でもコンクールでも難しそうな曲でもやってみたい!と子供が言えば、やってみたら良いと思うんです。

上手にサポートしながら。
そして何があっても受け止める、と腹を括って。

これから長い人生が待っている子供たち。

ただ生きているだけで、

ただ生きているだけで、落とし穴とも言えるような予期しなかったことが人生には起こってしまうもの。

苦境とも言える人生の場面に立ち向かって、自分の手で這い上がっていく力を蓄えていく方が、幸せをつかんでいくのではないかなと思います。

周りの大人達が決めた安全そうな道だけを通って育っていくのは、逆にリスクも存在すると実体験を通して思います。

失敗したらダメ

と思い込むことは、その子を追い詰めることもあるし、挑戦して道を切り開いていくことの妨げにもなります。

失敗する怖さって存在します。それを無視することはなかなか難しい。

だからこそ、その怖さをエネルギーにして努力できる強さ、

失敗なんてどうってことないわ!やりたいことをやる!とガシガシ前進していける気持ちを持って何にでも挑戦して豊かな人生を送って欲しいなと思います。

本番の結果:上手く行った場合とそうでなかった場合

先日ピアノ発表会が終わり、本番に納得いったケースとそうでなかったケースについてを、それまでの練習の様子とともに考察していきたいと思います。

①とてもよく練習して上手くいったケース
②よく練習したのにあまり上手くいかなかったケース

①よく練習して上手くいったケースの考察

このパターンは1番良いですね。本人も嬉しく、人生においても自信の元となります!
早い段階から十分に練習期間をとって余裕を持って仕上げて、本番も割と落ち着いて演奏できたケース。

計画的に物事を進められる子は、試験勉強や受験に置いてもブレがなく、メンタルも落ち着いて取り組めることが多いように思います。

こういったタイプは周りから「練習しなさい!」と言われなくても自分から取り組める子が多いです。1日に長時間練習したり、毎日取り組むわけではなくても、本番までの自分の立ち位置を俯瞰してみることができているようです。
少しずつ、コツコツと積み上げていくことが出来、本番も安定しています。

あとは、、

好きな曲だから一刻も早く弾けるようになりたくなりたくて自らの意思で上手に弾きたくて練習していたケース。最高です!!

②よく練習したのに上手くいかなかったケースについての考察

よく練習した(つもり)なのに、上手く行かなかったケースというのももちろんあります。
その原因は多種多様ですが、ここでは原因を探るとともに改善策を前提に書いていきたいと思います。

<原因>

■練習方法がよくなかった
■本番の緊張に押された
■練習したつもりだけど、いまいち足りていなかった

たくさん練習したのに、上手く行かなかったら、それは、、、落ち込みますよね。
だけど、これは、改善と成長の大きなチャンス!!と捉えることが親御さん、ご本人にとってとても大事なことです。

練習方法がよくなかった場合

ピアノは闇雲に、長時間毎日弾けば言い訳ではありません。まだ小さいお子様でしたら、量と感覚だけで乗り切れますが、年齢が上がってくるにつれてそれが通用しなくなってきます。

本番、緊張しますね。私もめちゃくちゃ緊張します( ; ; )
それに打ち勝つためにはフィーリングと情熱だけじゃ、、足りないんです。。

感覚だけでなく、曲の構造、難しいポイントなどなどなどなどetc..を分析してアプローチする“対策”とも呼べる練習が必要になってきます。

そして“何を表現したいか”を持って練習すること。

感覚って曖昧です。緊張したら、いつもと違うメンタル、身体の感覚になります。
その時に、頭で考えてしっかりと音楽作りしたことが舞台の上でアドレナリンとともに昇華していくと良い演奏になります!!

いわゆる“ゾーン”に入った状態には、頭を使わないで練習しても絶対にならないんです。

本番の緊張に押された

本番、緊張しますよね!
この原因の対策としては、前に述べた練習方法の見直しはもちろんのこと、イメージトレーニングもとても有効です。舞台をイメージすること、あとは、頭の中でその曲を弾いてみること。

あとは、できれば場数を踏んで、舞台に立ったら割り切り!!

所謂“割り切り”も大事です。
その、割り切りが出来るのは、結局は練習の段階においてどこまで自分を信じることが出来るまでやったか、なんです。

練習したつもりだけど、いまいち足りていなかっ

100点満点なんて永遠に来ない、曲の仕上げ。
そして結局は本番の舞台に曲を上げるまで自分がどう弾くかなんて分からない訳です。

そのような状況で本番までどのように練習していくと良いか。

自信と不安のバランス

がちょうど良い感じだと良いんです。

自分は出来る!!という自信と、まだまだダメかもしれない。。。!!!だから練習しなきゃ!!!このバランスです。

練習したつもりだけど、いまいち足りてなかった場合とうのは、その両方か、どちらかが欠けている状態かもしれません。

これくらいかな、と本人が満足してしまってそこから足掻くことをしなかった場合、やっぱり本番上手く行かないことが多い。ぎりぎりまで、まだまだ!!と練習していくこと、だけど腹の底ではもう出来るという自信があること。これが大事。

あとはコツとしては本番の1ヶ月前にはもう仕上がっているという気持ちでもっと前から練習しておくと良いですね。

まとめ

そんなにいつもいつも自分が満足いく結果じゃないのがピアノの本番。だけどそれだからこそ、また次に向かって成長していくきっかけになります。若干マゾ的な部分が必要になってくるかもしれません笑

本番は、決して楽して楽しい!の場ではないけど、そこに挑み続ける、ちびっ子からシニアの方までの方々、本当に尊敬し心から応援しています。

シニアのピアノ、心の健康

私の生徒さんの中で1番ご高齢の方が74歳のシニアの生徒さんなのですが、その方を見ていて改めて生き方や人生と音楽について考えることがあるのでそれを書いてみたいと思います。

人生はあっという間で、必死に成長して、もがいているうちに時間はどんどん加速度的に過ぎていきます。。いくような感覚がします。

ふと、人間の生きてる理由ってなんだろうと考えることがあります。

人生は修行の旅とか、魂を磨く旅とかいう言葉はありますが、でも、苦しむためというよりは、幸せのために生きるんだという風に私は思います。

だけど、苦しいことはやってくるというか常に傍に存在しています。

だからこそ、幸せを感じる何か、手助けをしてくれる存在、というのが人には必要なのではないかなと思います。

それが、友達の存在であったり、スポーツ、ダンス、園芸、アート、料理などなど、そして音楽も。

それはもう人それぞれですね。

これらは経済の面で言うと、お金を産むわけではないですが、だけど、精神面の充実という生きていく上でとっても大事な面を支えてくれます。

それは現役時代ではもちろんのこと、お仕事を引退したあとにも、お仕事は続けながらシニア世代に入った方々にもそういった存在がとても必要なんじゃないかと思っていて、人間、生きている目標や意義といったものが感じられなくなると気持ちがしずみがちになり、ひどくなると心が病気になってしまうことも多々あるんだと思います。

音楽でもなんでも、それをやること、そのもの自体を楽しむということはもちろんありますが、人間の本来の喜びとして、新しいものを知る喜び、学びを深める喜び、上達していく喜び、があると思います。

それらを日々実感できると生きていく上でそんなに心が病むことはないのではないかなと思います。

’クラシックピアノ’というカテゴリーで言うと、クラシック音楽は底知れぬほど奥と幅が広く、最初のひとかじりだけでも膨大にやることがあります。それを指導者と一緒になってそのひとかじりの範囲を広げていくこと、また少しずつでも、努力を積み重ねていけば、確実に上達する実感を得られることが出来ます。

また、音楽をやっていく上で大事な根幹は、人生や他の分野での学びとつながっていることなどなど飽きることがありません。

冒頭お話したシニアの生徒さんとの会話で、印象に残る会話のフレーズで、

“ピアノを弾くということは、自分の身体のいろんな部分や感覚をコントロールすることなんですね”

といった内容のことがあります。

もちろんピアノと直接触れあうのは指であり、指を動かしてピアノを弾くわけですが、音色のコントロールやスムーズに指を動かすためには、背中や腕の意識、手首の使い方、呼吸、耳で音をよく聴いて弾かなくてはいけません。また、拍子を取りながらリズムを感じて、フレーズを歌わせて、、またイマジネーションを豊かにするために、作曲家のことを知ったり、色々な音楽を聴くことも大事ですね。

それらをいっぺんにやるのではなく、少しずつ少しずつ繰り返し取り組んでいくことでだんだん意識と身体に馴染んできます。

なかなかこういったことを普段の生活で総動員して行うような行動はなく、ピアノと向き合うからこそ得られる、感覚、意識、身体の使い方なのではないかと思います。

私の知り合いの先生の生徒さんの中には80歳を超えてショパンを弾いていらっしゃる女性のお話を聞いてなんて素敵なんだろう。。と感嘆しました。

私のシニアの生徒さんも、毎回楽しそうにレッスンを受けてくださっており、新しい発見や、また出来ないことへのもどかしさなど講師である私とあーだこーだと話し合いをしながら、成長度合いを喜び、日々ピアノと向き合っていらっしゃいます。

私もお話の中から多くの学びがあり、よりレッスンを良いものにしようと意欲が向上します。

ピアノが心の拠り所となる幅広い年代の方と出会えるといいなぁと日々思っています。

ピアノ・ヴァイオリン発表会

6月後半のことなんですが、目黒パーシモン小ホールで「ピアノ・ヴァイオリン発表会」を開催しました。その時のみんなの演奏写真や集合写真、希望した生徒さんたちにはCDが出来上がってきたのでお渡ししているところです。

つい1ヶ月半前のことですが、遠い昔のことのように感じるとみんな言っています笑

発表会という場がかなり日常生活とは離れた空間になっているので、そこから切り離された時間との乖離を強く感じるのかもしれません。

今年は親子共演がたくさんありました👪✨

♪ピアノ(子)✖️ピアノ(父または母)
♪ヴァイオリン(子)✖️ピアノ(父または母)
♪ヴァイオリン(子)✖️鍵盤ハーモニカ(父)

例年は、子供どうしの連弾や講師との連弾が多いですが、コロナ禍にあり、お友達どうしの連弾は避けた状況というのもあり、特に子供とパパかママのどちらかとのピアノの連弾が多かったです。

本番が近づいてくると、子供たちにも増してパパママの方が必死にさらっていたようで、本番は特にパパさんたちが緊張していました笑

子供達は、ひとりで弾くよりもパパママと一緒に出る方がリラックスできるのか、練習通りしっかり弾いていて、本番後も満足気でした。早くも次の発表会を楽しみにしているようです😆✨

本番が近づくにつれてだいたいみんな追い込まれるし(早め早めに曲決めはしてるのになかなかエンジンがかからない😂)家庭、本人、講師の連携プレーでなんとか本番を成功させようともがく期間はみんなきついけれども、みんな必死にやるほど良い演奏をするんですよね。。そして本人も満足し楽しかったからまた頑張る、というこの好循環の連続でピアノが上達していきます。

この過程が上手くいくと“自己肯定感も向上”するように感じます。
‘本番に向かって努力を積み重ねた自分’と、‘緊張の中本番を成功させた自分’が存在するようになり、小さい頃からこの過程を繰り返していくことでメンタルも鍛えられ、自分を信じる力が育っていくのではないかなと思います。

あとは、小さい頃から本番に臨むことで、舞台を楽しむ気持ちを持てるようになって欲しいという願いもあります。

みんな舞台裏ではとても緊張しているのですが、本番後に生徒さんたちから

「緊張したー!でも楽しかったー!!😆」

という声を聞けたときが本当に嬉しいです。

もちろん発表会で不本意な演奏をして悔しい思いもすることもあるかもしれません。だけどそれを恐れて何も挑戦しないでいるより確実に成長しているし、その経験を糧にして次に向かってまた頑張ることで、心も鍛えられて逞しく生きていける人になって欲しいなと思います!!🔥


1番大好きな習い事  

最近、海外移住する生徒が増えてきました。

コロナ前に海外移住の話しが出ていた生徒さんも何人かいたのですが、コロナのせいでその話しが延期になっていました。

その生徒さんたちが最近、海外に移動し始めています。

別れが近づいて、練習量が増えた女の子、アフタースクールのお別れ会で、「僕の1番大好きな習いごとはピアノです!」と発表してくれていた小学5年生の男の子。

それぞれみんなとレッスンや発表会での思い出などが蘇ってきて、こっそり涙してしまっています。

このコロナ禍の約2年ほどの間にも、みんなコツコツと練習を積み重ねて大きく上達し、心も身体も成長しました。

心と身体の成長とともにピアノが上手になり、またピアノを弾くことで心を含めたその子自身の成長を助長してくれてるといいなと思いながら日々レッスンしています。

ピアノが弾けること、上手になること、またはピアノのレッスンそのものがその子の日々の生活の中での喜びや楽しみの一つになってくれたら嬉しいことこの上ないです。

みんな、海外に行ってもピアノを弾き続けて欲しいなと心から思います。

オンラインで演奏を聴かせてくれる約束をしている子もいるので、それを楽しみにみんなを笑顔で送りたいと思います。

みんなの将来が楽しみです!!

練習嫌いの原因

ピアノ上達の鍵となる“練習”

“うちの子練習しないんです”

このご相談は安定していつもありますね。

かくいう私も小さい頃は練習嫌いで毎日、激しく母と喧嘩していました笑

頭ごなしに

「 練習しなさい!! 怒 」

と毎日伝えても、練習したくない原因というのは色々だなと生徒たちの様子を見て思うので、ここに練習嫌いの原因をいくつかまとめて書いてみます。

対処法にも触れていきます。

練習したくない!の原因

①楽譜が読めない
   ・音符が読めない
   ・高さが分からない
   ・リズムが分からない
②曲が好きじゃない、レベルがあっていない、飽きている
③そもそもピアノが嫌い
④日常の中に練習を取り入れるリズムができていない
⑤保護者に「練習しなさい!」と毎日怒られる

ザクっと5つに分けてみました。
ではここから項目ごとにより詳しく書いていきます。

①楽譜が読めない

練習を自分でやろう!と思っても、そもそも楽譜が読めなければ、練習が出来ません。。例えば、アラビア語でもタイ語でもなんでも、全く知らない言語の本を読んで理解しなさい!と言ってるようなもので、その本が目の前にあって例え文法の説明が添えてあったとしても、3分もたてば大人でも眠くなってきてギブアップ!になってしまうのではないかなと思います。脳の理解が追いつかないですよね。。

子供が楽譜を読めない要因というのも、色々です。

レッスンでは、一見弾けているように見えるのに、実は耳で覚えていたり(先生やママが弾いてくれてるのをみて聞いて覚えてる)、音符ではなく指番号だけをみて弾いていたり。。汗 この、耳が良くて聴いて記憶できるというのはとっても良いことですが、それだけだと誰かが事前に演奏してくれないと何も弾けないことになっちゃいます汗 

このように。

よく確認すると実は全然音が読めていなかった!ということが起こります。特に気をつけないといけないのは、お家でママがよくピアノが弾けて練習もいつもみてくれている場合‘とにかく弾けるように’、ということに気を取られてしまい、音の名前をや弾き方を全部口移しのように言ってあげて弾けるようにしてレッスンに臨んでいる場合は要注意です。初級のうちはまだそれでもどうにかなりますが、レベルが上がっていくうちに、そのやり方が通用しなくなっていきます。

そしてだんだんと練習が嫌いになり。。だって自分では何が書いてあるのか分からないから!!分からないからやりようがない。。

②曲が好きじゃない、レベルがあっていない、飽きている

今取り組んでいる曲がその子にとっては合っていないから練習したくない原因になっている場合も往々にしてあります。

楽譜によって、おさめられている曲の傾向や性格が違います。全ての曲が気に入るということはありませんが、方向性がのその子に合っていることが大事です。もし、合わないようであれば、その楽譜は不要になってしまうかもしれませんが、違う楽譜に変更することが好ましいです。

そして、レベルが合っているか
これももの凄く大事です。どちらかと言うと簡単すぎる場合は、やっている子にストレスを与えませんが、反対に難しすぎる場合は練習嫌いの大きな要因になります。ただ、簡単過ぎても上達速度が遅れるので、すこーしだけ頑張ったら出来る程度のレベルの楽譜を選ぶのが良いですね。

最後に、弾いている曲に飽きている。。
これも、練習、、したくなくなりますね。。これは前述した、レベルが合っていない、とも関連しますが、取り組んでいる曲がレベルが高すぎて、所謂“合格”レベルにいつまで経っても到達せず、何週間あるいは数ヶ月間同じ曲を延々と弾き続けるというものです。私もやってしまわないように気をつけていますが。。
正直、教える側としては「よく弾けたね!」と言って合格をあげたいものです。何度も間違えて、つっかかって最後の音も間違えた状態でオッケーを出すことが出来ない、といいますか、これで良いのかな。。と思ってしまいます。でも、練習意欲の低下、ピアノそのものが嫌いになっては本末転倒なので、合格基準は人それぞれ、年齢、学習時間、器用か不器用かなどその子の性質によって判断していくべきですね。


③そもそもピアノが嫌い

そもそもピアノが嫌い。ピアノが自分に合っていない。
もちろんそういう子はたくさんいるでしょう。
以前、訪問レッスンをしていた6歳の女の子がいました。ピアノのレッスン中は気がそぞろで、弾いては何かしゃべるしゃべるを繰り返し、なかなか進みませんでした。ある日、どうしたものかと思いながらお宅に向かったところ、その子がマンションの敷地内にあるスペースでお友達の男の子たちとサッカーをしているところを見かけました。するとまぁ、目の輝きが全く違って、真剣な眼差しでサッカーに熱中していました。ピアノのレッスンそしている間の顔つきとの違いを今でも鮮明に覚えています。彼女は程なくして辞めていきましたが、その選択は彼女にとっては良かったんだと思います。

ただ一つ言いたいのは、たとえその’ピアノを弾く’がその子に合っていない事柄だったとしても、性格に適正があれば、ある程度のレベルまではいくことが出来ます。例えば、コツコツ取り組むことができる、目の前の課題には実直である、ピアノを弾くことが習慣化している、などです。

外国語を学ぶのと同じように、大人になってからよく聞く話しで、

「小さい頃にピアノを習っておけば良かった。。!」

大人になってからピアノを弾けていることで損なことは一つもないと思っています。当たり前ですが、過去には戻れないので、この子供時代の貴重な時間にピアノを続けるかやめるかの判断を慎重にして欲しいなと思います。


④日常の中に練習を取り入れるリズムができていない

生徒たちを見ていて思うのが、上手く練習出来ている子は、練習が毎日のルーティーンの中に入っているということです。それか、そもそもピアノが好きか。

ピアノが好きで自分でどんどん弾く子は苦労しないと思いますが、大変なのはそうではない場合ですよね。

ご家族と子供とで話し合って、どの時間帯に練習するのか決める。


例えば、学校行く前の朝の時間、起きたらピアノのところに行く、という習慣がある子は強いですね。


勉強のスケジュールの合間に5分10分でも毎日弾く子は少しずつでも進歩します。その成果が目に見えてくるのが、例え5年後だったとしてもその時は来ます。

逆に、ピアノを弾くと言う習慣がいつまでも身につかない場合は、言わずもがな。練習しなければ、ピアノは決して上手くならず、練習する気もいつまでも起こらず、どんどんピアノに対する興味や意欲が無くなっていくという負のループに陥ります。

⑤保護者の方に「練習しなさい!」と毎日言われるから

ピアノは好きなんだけど、レッスンも楽しいんだけど、ピアノを辞めたいと言い出した子がいました。お母さんと私とその子で、一度よく話し合いました。
そうすると、お母さんが毎日「練習しなさい!」と怒るのが嫌だからピアノを辞めたい、と言う理由でした。

そうだったの。。

というお母さんの驚きがありました。

難しいですよね。練習しないと上手くならないし、せっかく習ってるなら上達して欲しいし、なのにこのまま言わないと練習しないし。。

モヤモヤモヤモヤモヤモヤ

練習しなさい!と怒りすぎてピアノ自体が好きでは無くなったら本末転倒のように思いますが、一概に厳しくするのが悪いとも言えません。今、音楽で活躍している人たちの幼少期の話を聞くと、小さいころのお母さんからの教育はスーパー厳しかったと言う人がたくさんいます。

因みに私の母も怖かったです。そして毎日飽きずに喧嘩してました笑
だけどピアノは辞めませんでした。そして練習もし続けました。
理由はなんでしょう。。ピアノ自体は一貫して好きだったからですかね。
あとは、コンクールというやるべきこともあったし、習ってた先生が怖かったので恐怖で練習していたという時期もありました。

なので、思うことは。。

やはりその子一人一人の性格と状況と様子を伺いながらどう接するか判断してく。そしてピアノの先生にも相談する。

のが良いと思います。

練習したくない、と思い詰めたら様子ならその理由をピアノから離れてよく話し合ってみる。声がけの頻度やタイミングを変えてみる。ピアノの先生と子供と話し合う。など対策を色々試してみるのが良いです。

もし、惰性で練習しないのであれば、そして練習すれば上手くなるということがはっきり分かっているのであれば、厳しく接するのでも良いと思います。

褒めて伸びるタイプであれば、毎日、〇〇ちゃんのピアノが聞きたいな!とニッコニコで言ってみる。そして弾けたらたくさん褒める!

どうか皆様のピアノライフがハッピーなものでありますように!!

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