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日々の練習時間はどれくらい?

ピアノが上手くなるためには当然、練習時間をいかにとるか、が鍵です。みんなどのようなスケジュールで日々取り組んでいるのか、を私の生徒さんを参考に書いてみたいと思います。

例1

朝起きてすぐ。

小学校や幼稚園に行く前に毎朝30分ほど。電子ピアノでボリュームも調整できるため早朝でも問題なく、朝起きてお手洗いに行ってからすぐピアノに向かっているとのこと。これは上手く習慣付けが出来ていて、コツコツ取り組んでる彼らはゆっくりでも確実に成長しています。

例2

夕方〜夜

学校や習い事から帰宅後、夕飯前や夕飯後(毎日〜週3−4日)

練習時間は30分〜1時間強ピアノに向かっていて、他の習い事などによってスケジュールは変わるようですが、彼らもやるべきことをきちんと続けられ、時間とともに確実に上手になっています。コンクールを受ける子たちは、必ず毎日1時間以上は日頃から弾いていて本番が近づいてくると練習時間も増していってるようです。

例3

ほぼ毎日5−10分

長時間ではないけど、日頃からピアノを弾く習慣ができていてる子。ピアノの練習は例えば週に1回1時間練習するよりも、1回10分でも毎日毎日ピアノに触っている方が上達するので、時間の経過とともに確実にレベルアップできています。

例4

ピアノのレッスンの前のみ

日頃からあまり練習習慣がなく、レッスンの前に焦って課題を練習しているケース。練習習慣はできていないけれど、全く練習しないでレッスンを受けるよりは良い。ただこれは楽譜のレベルが上がってきたらだんだん通用しなくなるので、日頃から1日5分でもピアノに触る習慣が身に付いて欲しいと願いっています🙏

私の場合

私の練習の歴史に関しても書いておこうと思います。
3歳頃、ピアノを習い始める前からまず朝起きてすぐ、ピアノの部屋にとことこ向かって弾く?というか触っていたようです。あとは好きなだけ。小学校〜中学校の時代は、帰宅後〜夕飯、夕食後〜22時、高校の音楽科に入ってからは授業の前に学校で朝練、帰宅後〜夕飯、夕飯後〜22時、大学生の時は朝練、授業の合間、授業後〜22時の学校が閉まる時間を使って練習していました。

これらの内のいずれか、または全ての時間を使って、日によりますが、だいたい3〜6時間弾いていました。受験前は8時間位ですかね。

練習時間は無駄に長ければいいというものでもないですし、もっと短時間でも素晴らしい演奏をして良い結果を残す人もいますし、いかに練習時間を短くして上手く弾くか、というのを常に考えながら練習してる人もいます。下手な練習をしたら、身体を壊すか、逆に曲が壊れてしまう場合もあるので、内容がもちろん大事ですが、やはりある程度の練習時間というのは欠かせないですね。

練習は「しなきゃいけない、、😓」ではなくて、「あーーピアノが弾きたい!!😻」と思って取り組むのが理想ですね。

エチュード、最後まで辿り着かない?

私の場合、高校に入ったあたりでショパンの練習曲を弾き始めたのですが、、曲の途中から腕に乳酸菌が溜まってきて腕が疲れて重くて最後まで行き着けないw無理矢理いきついても、腕の疲労感が半端なく、手首にも痛みがあることも多々ありました。

先生に痛みのことを訴えても、気合いが足りない、とか、力を抜いてーと言った言葉がけのみで具体的な解決法は何もなく、腕の重みや痛みを騙し騙し弾いていました。

腱鞘炎問題を解決しようと決めて向き合ってわかってきたことですが、手首や腕の重み、痛みが生じている場合、その部分を緩めなさい、力を抜きなさい、と言われて一瞬そうしたとしても、すぐに元に戻ってしまいます。

なぜなら、その不都合が生じている、痛みがある部分に負荷をかけて、バランスを取ることによって指を動かしているのですから。。つまり現在の脳ミソは、不都合な部分でバランスを取らないと指が上手く動かないよ、と思ってしまっている状態です。

本来なら、痛みが生じるような不都合な負荷を手や腕にかけなくても、どれだけ長い早く弾くパッセージも跳躍する箇所でも楽に弾けるようしたいですよね。それには、身体が自然なバランスを保って柔軟に対応できるようにならないといけません。ここでいう「バランス」とは、座ってる時の姿勢、腰、背中、肩、腕、手首、指の第1〜第3関節までが無理なく、ポジションを保っていることです。つまり、真っ直ぐ立った状態と同じことです。よく「脱力が大事」と言いますが、寝転がった時の全身脱力とは違うわけで、直立や普通の歩行でも余分な力や身体のどこにも負荷をかけなくても上手く身体が動くように、ピアノでも腕や手首に余計な負荷をかけなくても思ったように動く状態にできます。

さて、その失ってしまった本来のバランスを取り戻すのが難しい、というのが現実です。特に大人の人は長年の癖が身体に染み付いて、それを頭が記憶してしまっているので、それを1度リセットするのが1番難しいです。

本格的に取り組んだら、一時は曲を弾けなくなるかもしれません。

だけど、せっかくの大好きなピアノ、生涯を通じて長く弾いていきたい、難易度の高い曲でも弾いていきたい、という思いがあったら、やはり身体が故障しないように弾く弾き方、というのを身につけたいですよね。

原因は人それぞれなので、ここでは解決のヒントになるようなことをいくつか書いておきたいと思います。

①指の第1関節が機能しているか
②指の第3関節は機能してるのか
③拍子にのって弾いているか
④音をよく聞いているか

①指の第1関節が機能しているか

第1関節、この部分で支えられていないと腕の重みを感じるのも、鍵盤のコントロールも出来なくて、腕や手首に負荷がかかってきます。

②指の第3関節は機能しているか

ここが凹んでいると、指全体が動きにくくなって早いパッセージを弾くときに、手首をふってカバーしようとするため腕や身体に負荷がかかりやすくなります。

③拍子にのって弾いているか

音楽には呼吸とともに強迫、弱拍があります。それを無視して弾くということは、呼吸、自然な動きから外れる、身体、手に負荷がかかるということになります。例えば、音楽の流れ的には拍をアップビート(弱拍)でいきたいところ、ダウン(強迫)に無理やり弾いてしまったりということです。

④音をよく聞いているか

音をよく聞くということは、頭の中にまず音楽があって、実際に自分が奏でた音はイメージした響き、音が鳴っているか、または音楽の流れをチェックする、ということです。音を聞いていない時は、実際は響きのバランスが崩れていたり、流れを無視してしまって、結果余計な力が入っていたりします。気付かぬうちに。。

まとめ

ショパンのエチュードが最後まで弾けない。。途中で腕が重くなって辿りつけない、最後まで弾いても手首に痛みが、、などの症状がでるということは、指が独立してない、ピアノを弾く概念がずれてるなどの理由で身体が上手く使えてない結果です。難しいのは、原因は一つでなく複数の要因が重なっていることが多く、音の聴き方や指先への伝達方法は感覚なので目に見えないということが言えるかと思います。なので弾き方、座り方などの見た目から入る情報だけを真似して直しても根本の解決に至らないことが多いです。
これまでの時間をかけて染み付いた感覚を修正する、ということは簡単なことではありませんが、生涯を通して末長くピアノを弾いていくためにも肉体的に負担がかからない弾き方を見つけて欲しいと思います。

音楽の道はお金がかかる(高校3年生〜音大受験)

今回はお金について書きたいと思います。
音楽大学に進学をするとなると入学前も後もお金がかかります。

私自身、音楽大学に進学させて頂いたわけですが、地方の高校ですでに音楽科にいたので、自然の流れで音大にいくだろうなというのは思いながら過ごしていたのですが、どの大学にいくか決定したのは高校3年生に上がる前くらいですかね。。

そんなこんなで、どこにどれくらいお金がかかるのかというのを書いてみようと思います。

其の1

まず普段のピアノレッスン(地方)。

月に2回受けてました。費用は1時間10000万円。地方だと1時間5000ー15000円位が相場かなと思います。それにたまのマスタークラス受講のレッスン費用。国内外の音楽大学の教授、ピアニストのレッスンを受けるチャンスというのがあるので、そこでより自分の音楽性を磨いたり、進学や留学のコネクションを掴むためにもとっても良い機会です。そこで先生に気に入ってもらえたら、道が開かれることもありますし、海外でのマスタークラスやコンクールに参加するきっかけになることもあります。なので、普段のレッスンよりかなりお値段高くなりますが、たくさんの熱心な生徒さんが受講しています。お値段は1時間25000円程になります。プラス必要であれば通訳費、スタジオ代、また地方から東京に受けに来る場合は移動、宿泊代(親子2人分)もかかってきます。

其の2

後は、コンクール参加に際しての費用。

参加費はもちろんですが、コンクールや先生によっては、若干宗教ちっくに先生様のような様相を醸し出してることもあるので、入賞するために、コンクールが近くなってきたら、レッスン回数も増え費用も増していきます。

其の3

次に音楽大学で教えてるピアノ専攻の先生のレッスン代に関して。


私の場合ですが、志望校を決定した高校3年生のときから、受験する大学でレッスンしている先生に習うために月に2回ほど、地方から東京の先生のお宅に飛行機✈️で日帰りで通っていました。私の先生のレッスンは1時間20000円
その先生は教授ではなかったのですが、教授クラスになると1時間30000円くらいかかる場合もあります。その上、往復の飛行機代が毎回、と先生の門下生コンサート年3回の出演費、先生のコンサートのチケット10枚分購入書籍購入などなど。。
音大の先生に纏わるお金に関することは、先生によってだいぶ違うので、こんなにかからない門下、これ以上お金がかかる門下もあります。

いざ音大受験を迎えるに当たって、試験期間中の宿泊、練習場所の確保が必須となりますが、私の場合は先輩がお家を貸してくれたのでかなり助かりました。

其の4

無事合格を果たし、、

合格のお礼として、地方の先生に10万円、これからお世話になる先生に20万円包みご挨拶しました。

そして音楽大学入学金、授業料。これが高い。私の場合は桐朋学園大学を出たので、桐朋のリンクを貼らせていただきます(2018年度入学生からなので私の時とは異なります)。
https://www.tohomusic.ac.jp/college/admissions/fee.html

入学時に納める金額が合計1753300円

まとめ

ということで、車が1台買える金額を投入していただき、志望校合格、入学の道を掴ませていただいた訳ですが、滑り止めを受けずに桐朋一択の上、金銭的にも2回目は無理だったため、落ちたらあとがない状態で血眼で練習した記憶があります。

スポーツの世界もお医者さんになる道に進むのも、そして音楽の道もお金がかかりますね。。ただ音楽の場合(他の専門分野のことは知らない)、光る才能があれば、授業料免除特待生として迎えてくれる制度もあります。また日本の音大ではなく海外の音大に進学した方がコストを抑えられたり海外へ行く支援制度もあるので、音楽の道を志す人は視野を広めてたくさん情報を集めて進路を決定すると良いと思います。


何度聴いても心が震える曲

クラシックの曲で大好きな曲はたくさんあるのですが、総じて協奏曲が大好きです。特にピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲。その中で、心、魂が震える曲は、

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番

です✨

ラフマニノフが精神的苦しみから立ち上がった曲というのもあり、生きる底力、というのか言葉では言い表せないほどの物凄いエネルギーを感じます。

昔、演奏会で保身に走って上手く弾けず、家に帰ってからたまたまこの曲を聴いて、圧倒的な存在の音楽の前に、自分何やってんだろう、、と大泣きしながら寝たことがありますw

1回聴きだすとあっという間に引き込まれます。個人的にはロシア人であるラフマニノフが作ったこの傑作を、ロシア人の指揮者、ピアニスト、ロシアのオーケストラで演奏されたこちらが1番好好きです。

協奏曲でないソロの演奏も独特の緊張感と集中力とともにある迫力と繊細さがあり大好きなのですが、協奏曲はやはり大勢が一つになった時の物凄いエネルギーとパワー、そして曲の随所に現れるそれぞれの楽器のソロパートの際立つ美しさがたまりません😆全てに圧倒されてこちらも音楽の渦に巻き込まれていきます。

他にもシベリウスのヴァイオリン協奏曲やモーツァルトのピアノ協奏曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲などなど、また次回以降のブログで書きたいと思います。

新学期に入って登校するのか パラ観戦

さまざまな地域の生徒さん達と普段から関わっているので、あちこちの新学期の小学校の様子を聞いています。

対応としては、自由登校、隔日登校、時間差登校、夏休み延長などがあるようです。何も変わらず通常通りの登校にしていてもオンライン授業を試す日を作ってる学校もありました。あとは自主的に親御さんが学校に行かせないと決めていらっしゃるご家庭もいくつもあります。

パラリンピック観戦に参加する子は誰一人としていませんでした。正直、みんなが行かないという選択をしてホッとしました。。通常の学校生活でさえ心配なのにわざわざ感染確率を高める行動には気が揉めます。
本当に、、安心できる状況だったらパラリンピックを会場で観戦できるなんて貴重な機会、たとえその日がピアノのレッスンと被っていてもレッスンより観戦に行ってらっしゃーい!感想教えてね!!と送りだしてたでしょう。

ですが、状況が状況。

子供の中でも、学校行くの怖い。。と話してる子もいるので、国や学校の意向や現実的な障壁等あるでしょうし、先生方の計り知れない労力と時間を要してしまうのでしょうが、子供の気持ちも含めて行動の選択が出来るようになって欲しいなと思います。行かないと決断した、子供さん、ご家庭も学習内容に隔たりがないように学校での授業を配信する等、学習内容や進度が分かるようになったら良いなと部外者ながらも勝手に思っています。

ワクチン接種2回目完了

コロナワクチン2回目接種してきました。接種しても感染はするので引き続き気をつけて過ごさなければなりませんが、重症のリスクが減っただけでも少し安心です。

ここで副反応について書きたいと思います。
接種したのはファイザー社のものです。
1回目は大丈夫だろう、と気軽に考えていたため対策しておらず(後悔😓)、2回目はかなり戦闘準備をして接種にのぞみました。

1回目7月29日午後接種

接種直後は何もなし。
3時間後くらいから腕の痛みが出てきて時間を追うごとに酷くなる。仕事から帰宅後、入浴のために衣服の着脱は腕の痛みで悶絶。。深夜にはハンマーで殴られてるようにズキンズキンと身体中に痛みが響き1-2時間おき位に目が覚める(痛すぎて時間感覚なし)。どこかのタイミングで腕に小さい保冷剤を当てていた。。明け方痛みに耐えかねて市販薬のノーシン服用(腕の痛みに効くのか分からなかったけどとりあえず)まだ痛いため4時間位待ってまた服用してやっと痛さが耐えられる感じに収まった。そこから少し寝て朝9時前に、吐きそうになってトイレにGo。床にうずくまっていたら身体で何か起こってきてw冷や汗が吹き出し眩暈もしたため、手に握っていたスマホで副反応相談センターに電話。電話越しの人が熱を測るよう言ってきたので身体を折り曲げて体温計のところまで移動し測定したら36.3℃と血の気が引いてたため平熱より低い数値。顔面は白かった。。
熱もないので1時間くらい横になって様子を見ることになり、横になってたら眩暈は無くなったけどとにかく気持ちが悪い。。ハキソウ 市販のガスター10飲んでも全然良くならず、どうしようと思っていたら、、以前ノロウィルスに罹った時に病院で処方された胃薬があるのを思いだし服用。回復に向かう。このように接種翌日は1日中寝ていたが、その間熱は37.4℃が最高の微熱状態が続いた。

2回目9月1日朝接種

出来る限りの準備をして向かえた2回目。薬、補助食、タオル、冷えピタ、大きいアイスノン、袋を準備。お医者さんにも相談して2日前から胃薬を服用。接種の前にノーシンを服用(これは良くなかったかも)。朝9:30頃接種後すぐに接種部の軽い痛みと腕のだるさを感じる。1回目より早い反応に怯えるwおやつの時間までは腕の痛みが少しずつ増していくだけだったが、その後38℃まで発熱。カロナールを服用し、37℃台を保ちつつ夜就寝。腕の痛みはすぐに大きいアイスノンで冷やし続けたのもあったのか1回目よりかなり痛みが抑えられ、夜途中で起きることなく朝になる。翌日、就寝前に胃薬を飲んだのもあり吐き気は起きなかった。ただ胃腸の調子は悪いので続けて服薬。腕は上がらない。夜にかけてだるさが増し、37.5℃まで上がる。3日目朝食欲も戻り回復。腕の痛みのみ。

上記のように、ワクチン接種2回を終えました。ワクチン接種のリスクがどれほどのものかも見えないため怖さもありますが、医療崩壊や保健所には頼れない現実を目の当たりにして今出来ることはやるしかないと腹を括って受けました。
ただ接種しても感染はするので、パルスオキシメータの準備や食べ物のデリバリーの登録など感染した時の準備は出来るだけしつつ、感染しないための対策は引き続き行なっていきます。


イタリアの街は音楽用語が溢れてる(1)

前回の記事で、音楽ではドイツ語とイタリア語がたくさん使われているので、1度は現地に行って、紙の上だけでない、生きた言葉、意味を感じて欲しいと書きましたので、今回はもう少し具体的に書いてみたいと思います。あ、あとフランス語もできたらいいですね。

私はイタリアにいたのでイタリア語の音楽記号で書きたいと思います。

例えば、フェルマータという音楽記号がありますが、これは本だけで学ぶと、’ほどよく伸ばす’なので、そこで長めにすることだけ考えますが、イタリアに行ったら、電車のアナウンスでこの言葉を聞きます。電車に乗っていて、次の駅が近づくと、「次のフェルマータは、◯◯です」と流れる。つまり、止まるところ、停車するところ、という意味ですね。こうすると、頭で考えるだけでなく、体感としてフェルマータの意味が感じられませんか。

フェルマータ』の意味 – ワインバー フェルマータ

フォルテは’強い’という意味ですが、イタリアでは、「あなたはフォルテだね!」「このコーヒーはフォルテすぎる!」などと言います。最初の方は、場面にもよりますが、勇気があるね!とか度胸があるね、性格が強い、などのように使われ、後者の方はコーヒーが濃すぎる、苦すぎるの意味です。

フォルテ | クリップアート | プリントアウトファクトリー | MyRICOH

ポコはpoco forte 、poco cresc.のように、少し強く、少しだんだん強くなど、’少し’の意味で使われます。普段の会話では、「ポコあとで 」「ポコ食べる」のように頻繁に使います。

logo_pocorit.png

これらの言葉を音楽用語としてのみ捉えずに生きた言葉として肌で感じられると楽譜を読むのも楽しくなりますし、表現にも幅がでますね✨

まだまだいっぱいありますが、また次回以降の記事で書きたいと思います。

小さい頃から母国語以外を学ぶ

現在、私と一緒にピアノのレッスンをしてる子供達の何人かは2〜3言語話せます。日本語、英語、中国語、韓国語、アフリカーンス語のいずれかの組み合わせで、母国語ではない言語もネイティブの子もいますし、母国語以外はネイティブではないけど、意思疎通は出来るくらいは話せています。

私からすると、本当に羨ましい環境にいるなぁ、と思います。自分の場合は、10代過ぎてから英語に触れるようになり、30歳辺りでドイツ語やイタリア語を学んでいるので、どうしても、発音は悪いし、文法の苦労やセンテンスが自然でないです。というか不自然連発ですwもう、いつまで経っても思い描くほど喋れるようにはならないのでは。。と絶望しそうになります笑 というか大人になったらネイティブにはならないので、子供のうちから母国語以外の言語に1つでも触れていくというのは、その子の財産となっていくのではないかなと思います。

また、喋る言語によって、個人差はあれど人格とまではいかなくてもその子のキャラクターが変わって来るので、色々な言語に小さい頃から馴染んでいると、やはり人格形成や自信、思考力、環境への適応能力にも影響があると思います。言語が出来るかどうかにによって行動パターンも変わってきますし、いくら言語変換器が進んだところで、やはり人と人の対話においては直接的に言葉を交わした方が圧倒的にいいわけで。

音楽においては、イタリア語とドイツ語がたくさん使われるので、やはり旅行にいくなどでも、現地で生の言語に触れてほしいですね。

その言語を生きたものとして身体でわかるようになります。そのことについては次の記事で書きたいと思います。

音楽っていう存在

私は子供の頃からずっと音楽と生きてきたのですが、大学生のころや社会人になってからふと、私って何のために音楽やってるんだろう、何のためにピアノ弾いてるんだろう、、😱と鬱っぽくなってしまったことがありました。

だって、物理的に何かを提供するわけでもないので、音楽でお腹いっぱいにならないし、何か便利になるわけでもないし。。。モヤモヤモヤモヤ☁️

だけど、人生の中で色んなことを経験していくうちに、ピアノを弾く、音楽をやる意味が見えてきて、今ではこの世に存在しなくてはならないなんだなと確信を持って言えます。
そして、益々こんな時代だから必要だと感じます。

人生は幸せのためにある

人は何のために生きてるんだろう、、この答えは人それぞれなのかもしれませんが、最終的には、幸せのために生きてるんだと思います。

けど。

よく’生きてるだけで幸せ’と言いますが、その通りだとは思うのですが、そうも中々、常に私は幸せなの!という状態の人はいないですよねw

ちょっと疲れてるなぁ。。気持ちが沈む。。なかなか上手くいかない。。失恋した。。家族や友達と喧嘩した。。人生疲れた。。😞

こんな時、ピアノが弾けたら、、ピアノは弾けなくても何か音楽を聞いて涙を流したりする事で、また立ち上がって頑張っていこうと思えたりします。

心が悲鳴を上げそうなこの時に、ひと時でも音楽に没頭する時間があれば、その人の心を救う手伝いをしてくれたりします。

もちろん、大変な時だけでなく、普通に元気な時でも、音楽を弾いたり聴いたりすることで「っもー!本当に幸せ😻✨」という気持ちになったり、「楽しいなぁ」とじんわり感じることもあります。

あとは単純に音楽を日常生活の色々なシーンでかけることによって、その時間をより質の高いものに変えてくれますね。朝の時間にアップテンポの曲やクラシックの曲を聴いたり、仕事や勉強、スポーツ時に集中力を上げるために、あえて無音でなく音楽を流す人もいますね。

音楽が人生において占める割合というのは人それぞれですし、音楽になんの必要性も感じない人もいますが、もし、まだ音楽には触れていないけれど、実は必要としている人のもとに音楽が届けばいいなぁと密かに願っています。

神様への祈りとして歌われていたグレゴリオ聖歌が始まりとされている音楽。そこが起源の音楽は、美しい、楽しい、だけでは語れないほどの奥深さ、パワーを内に秘めているのだと思います。

本当に良い音楽に触れた時、演奏した時、コンサートでその瞬間に立ち会った時、生きててよかったなぁ。。と心の底から思います。

コロナ禍で家が売れてる

ひょんなことで不動産のお仕事をしている方からお話を聞いてなるほどなーと思ったことをシェアしたいと思います。

このコロナ禍で経済が大変ですが、逆に仕事が増えた業界もありますよね。
その中の一つが、一戸建て専門の不動産。

お仕事がリモートとなり、家族が家に居る時間が長いということで、より広いお家を求めて、また毎日の通勤も必要なくなったので郊外にお家を購入する人が多くなったようです。

確かに、この長引くコロナで生活様式が全く変わってしまった方も多いと思いますし、今後もコロナ以前には戻らないとなると、快適なお家をいっそのこと買ってしまおう、と思う家族が増えそうですよね。

人生における価値観や生きてく上での優先順位の変革というのは自分の中でも起こりました。

広いお家になってピアノや何か楽器を弾く気持ちや空間的余裕が出きるかもしれないですね。私としては、音楽をやる人が増えるのは純粋に嬉しいです。

引っ越しに伴っての弊害は、お友達と離れたり、習い事をやめたりしないといけないということもあると思いますが、今はネットがあるので、都心から郊外に移り住む程度だったら、毎週のレッスンはオンラインにして、月1-2回は電車か車で移動して対面レッスンを受ける、という形も出来るのではないかなと思います。

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