ピアノの本番で「頭が真っ白・手が震える」をコントロールする方法

こんにちは♪

笹塚コンムジカピアノ教室の野田佳奈美です♪

今回は、「本番の緊張」のお話。

このテーマは何度か触れているのですが、最近ヴァイオリンのコンクールの伴奏をしていて、その本番の場面に何度も遭遇していることと、そのヴァイオリンの子と話していて、改めて緊張について思うことがありこのテーマについて新しく書かせていただきます。

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ピアノの発表会、コンクール、オーディションなどの大切な本番。

ステージの袖に立った瞬間、外に音が聞こえるんじゃないかと思うほど心臓が激しく脈打ち、

「ちゃんと弾けるだろうか」

「途中で止まったらどうしよう」

と不安が押し寄せてくる。

そしていざステージに出てピアノの前に座ると、手が震え、頭が真っ白になり、コントロールを失う――。

この「本番の極度の緊張とパニック」

これらはすべて、かつての私自身の姿でもあります。

かつての私は「感覚」と「精神論」で自滅していた


昔の私は、とにかく「感覚」だけに頼ってピアノを弾いていました。

練習のときは、先生に言われたことだけを考えて練習していました。

ここが強く、ここは優しく、ここを外さないようにetc…

本番が近づくと、とにかく練習の時間をむやみやたらに増やし、無事に弾けるように祈る気持ちで過ごしていました。根拠のない精神論で自分を鼓舞するだけ。

いざ本番では、アドレナリンと恐怖でコントロールを失い、練習してきたはずの指が勝手に空回りし、頭の中はフリーズ。手は震え、途中で次の音が出てこない…という苦い経験を何度もしてきました。

あのときの「コントロールを失う絶望感」やトラウマは、今でも鮮明に覚えています。。


「気合いや祈りだけで、本番の緊張に勝つことはできない」

その失敗を繰り返しながらもどうすれば良いか分からず、メンタルを強くするしかないなどと思っていました。

大学を卒業し、演奏や指導を活動を続けながらも、その状況はなかなか変わりませんでした。

しかし、29歳で留学しようと決断したことが大きな転機となりました。

留学に当たり、自分に足りないことを見直したことの一つに、分析力をつける、というのがありました。

※この時は、もちろん、緊張対策のために勉強しようとしたわけではないですが、後に繋がって行きます。

作曲家の先生について、和声、曲の構造について真面目に見直しました。

もちろん高校、大学とそれらのことは学んできていますが、これが受動的と能動的の差というのか、恐ろしいことに、それまで学校で習ってきたことは残念ながら実践に落とし込めるほど身についていなかったということです。。。トホホ

留学先でもアナリーゼ、音楽史の学び直し、本番と練習を繰り返していく中で、少しずつ変化が訪れました。

気合いでどうにかするのではなく、ちゃんと頭の中で曲を捉えて頭の中で暗譜ができていれば、本番で明らかにコントロールを失うことはない。。。のかもしれない。。

ということが、体感として分かってきました。

もちろん、トラウマもあるし、それをすれば思うようにいつでも弾けるというわけではなく、緊張により硬くなったり上手く行かないことなんてたくさんあるのですが、頭真っ白で指の震えで空回りするということがなくなった、、と思います。

ただ闇雲に”気合いと祈りだけで迎える本番”は終わりにして、’’緊張しても大きく崩れないと信じて迎える本番’’へと練習のプロセスを知っていることはやはり、ものすごく緊張しても本番での心持ちが全然違います。

緊張に飲み込まれないアプローチ👇

1. 楽譜の分析

ただ指を動かすのではなく、
♪ここはこういう和声進行で、この音はこういう響きで
♪スラーはこうかかっているけどフレーズは息が長い
♪転調、強弱

などを細かく分析する。

ピアノを離れて楽譜を読む!!

2. 頭の中での暗譜

鍵盤を離れ、脳内で楽譜の隅々まで音が鳴り、構造がクリアに見えている状態を作る。

分析したものや実際に出した音、指の動きに至るまで頭の中で追うことができると良いです!

それを繰り返します。

ピアノを離れて楽譜に書いてあるものを頭で鳴らす!!

3. 緊張を「ゼロ」にしようとしない

緊張はしようとしてできないし、緊張を止めようとしても止められものではないですよね。

意思ではどうにもできないのが緊張!!

なので緊張したらどうしよう、と思っても仕方がありません。

だけど何か対策があるとしたら、本番当日までどのように準備をするかに掛かっています。

というか、緊張対策のために練習するのではなく、良い音楽をするためにどうすれば良いか、を突き詰めて考えた結果、緊張に潰されない本番になるのかなと思います。

準備があるからこそ、舞台で「音楽」が解放される。

丁寧なアナリーゼで、左脳的な準備を土台として積み上げておくと、ステージの上では、右脳がよく働き、インスピレーションが降りてきたり、表現の方に意識をむけることができるように思います。

頭で何がどうなっているか分かっているという自分の中に信じるものがあるからこそ、不安に飲まれずに本番で弾くことができます。

まとめ

本番で緊張して上手くいかなかった自分を責めるのではなく、感覚だけに頼る練習から、楽譜を見て分析し、頭で音楽を考え、頭の中で鳴らし、頭の中で暗譜する。
そしてゆっくり練習し、やはり、回数を重ねて経験を積むことと、十分な練習を積むこと。
そうすると、パニックに近かかった緊張の本番に変化が訪れると思います♪

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