こんにちは♪
笹塚コンムジカピアノ教室の野田佳奈美です♪
GWはとうの昔の5月末現在。
あっという間ですね。
皆様の5月はいかがお過ごしでしょうか?
GWといえば、ラ・フォル・ジュルネ というのが私のイメージなのですが、
マスタークラスの聴講が好きで毎年伺っています。
今年、印象に残ったマスタークラスは、アンヌ・ケフェレック氏によるベートーヴェンのテンペストのレッスンです。

恥ずかしながら、ケフェレック氏のお名前はもちろん存じていましたが、演奏は聴いたことがありませんでした。
演奏で言うと、レッスンの合間に弾いてくださる音楽の、なんと、なんと素晴らしいことよ。。。
一瞬で空気が変わります。
演奏会に是非行きたいです。
さてレッスン内容ですが、こちらも大変素晴らしく、
ベートーヴェンが書いた<ハイリゲンシュタットの遺書>の話しからベートーヴェン像を掘り下げ、ツェルニーが書いたベートーヴェンの作品についての本やシェイクスピアの話しから始まり、曲にどうアプローチしていくか、どういった意図を持って弾いて行くか考えることが大切ということ、一音に対する音の捉え方など大変貴重なことを学ばせていただきました。
また、最後に語っていたことですが、
「先生、指導を受けている人の言うことが全て正しいと言うわけではなく、指導者は正解に最大限近づくためのアプローチの方向を示して考えてもうらう役割。
だけどその”正解”はいつでもクエッションマークである。
最後には楽譜に帰ってくることが大切。」
これは、本当に真摯に音楽と居る方の言葉ですね。
決して、自分の考えを押し付けるのではなく、謙虚に音楽と向き合い常に探究し続ける音楽家の言葉。
そしてそれぞれが曲の背景について知り、その上で音楽をする、ピアノを弾いていくことの大切さを教えてくれました。
お人柄が表情にも話し方にも現れていて、とてもチャーミングで魅力的な方でした。
本当の実力者こそ謙虚であるのだなとこの日も実感。
ベートーヴェンの素晴らしさと作品を弾くことの面白さを改めて発見できた有意義な時間でした✨
ベートーヴェンは、あの肖像画のようにしかめっ面で気難しい人物っていう印象をみんな持ってるかもしれないけど、ハイリゲンシュタットの遺書の締めくくりには、
”みんな幸せでいてください”
とあります。
耳が聞こえなくなり始めて絶望の淵にいた時、彼の兄弟に向けて書いた遺書ですが、ケフェレック氏が語ったのは全人類に向けて送られた言葉であると。なんと愛に満ちた人なんだ、ということでした。
今後、ベートーヴェンの作品を聴いたり弾いたりする時に作品愛が深まりそうです!!



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