無呼吸でピアノを弾いている子供たちが多いので🥺そのことについて書きたいと思います。
そもそもピアノという楽器は、息を吸わなくても指を動かすだけで弾けるし、曲を形にして弾けてしまうものです。もちろん、その弊害は伴いますが😥
フルートやクラリネットなどの木管楽器、トランペットなどの金管楽器、また身体が楽器となる歌はそうはいきません。音を出す前に息を吸い込み、息を吐いて音を出す、そしてまたタイミングを見計らって息を吸い込んで、音を出すために息を吐く。これの繰り返しです。直接的に音を出す手段が呼吸となります。一方ピアノは息を吹けば音が出るのではなく、指を動かして鍵盤を押していくことが音を出す方法ですよね。
息を使って音を出す楽器は、まず、音を出すことから習い始めますが、ピアノでは音を出すことだけで言ったら赤ちゃん👶でもワンチャン🐶でも出来ます。
そのため、ピアノを習い始めてから呼吸を意識して弾くということが抜けてしまっていることが多いです。
それでも演奏は成り立つことは成り立っています。
では、なぜここでリトルピアニスト達の呼吸について提議したいかというと。。
呼吸ができていないと、音楽的に弾けないから。わかり易く言うと、
“上手に弾けないから”
です。
上手い演奏は、呼吸、身体と指が一体となっています。
逆を言えば、音楽的に弾けてる時は自然と呼吸してます。
例えば、レッスンでよく起こることですが、無呼吸で身体にどこか余計な力が入ったまま弾いていた子に、こちらが音楽の流れを作って腕を補助して弾くようにすると、呼吸をしだします。そして身体から余計な力みはなくなり、音楽が流れ出します。その子は自分がさっきと違って呼吸しているということに意識はいっていないかもしれません。なぜなら無意識下に自然と行っていることだからです。
ただ、
弾いている時に呼吸していないからと、呼吸だけをするように指示してもピアノの場合うまくいきません。不自然な間が空いてしまうか、指に力が乗らなかったり、力んでしまったりします。
順番としては、呼吸が先にあるのではなく、拍子や音楽の流れに乗って、上手く身体が使えているということが1番重要であって、呼吸そのものを目的にしてはなかなか上手くいきません。
ただ、呼吸に注目することから、自らの身体の力みや音楽の流れに乗っていないなどの発見は大人であればできると思います。子供の場合はやはり指導者が、複合的にみて、指導していくのが大切だと思います。