厳しいピアノレッスン?優しいピアノレッスン?

基本的に私はレッスンでは優しい方。。だと思います。生徒にそう言われますが、、先生怖い。。と面と向かっては言えないですよね笑
ただ、どんなに言うことを聞かなくても、どんなに暴れてもやる気が持続していれば見捨てません笑

私が幼少期から受けてきたレッスンは、恐怖に支配されていて(手をあげられたこともあったし。。w)、あんな思いを自分の生徒にはさせたくない思いで楽しく身に付くレッスンというものを心がけています。

ただ最近、とある出来事をきっかけに、引き締めるとこは引き締めた方が子供のためになるということを改めて思い直しています。

そのとある出来事というのが。。

私が週1で教えに行っている音楽教室があるのですが、もうすぐ発表会というのもあり、やはりいつもよりきっちり、そして本番に向かって仕上げていくため、より一歩踏み込んで、音楽的な表現や技術面に置いてレベルが高いものを教え込んでいくことから、なかなか私からオッケーが出ず、または要求していることが出来ず、悔しい思いから涙目になったりレッスン後泣いてしまった子もいました。その時は私も要求しすぎたかな、と反省するのですが、その次の週にはその悔しさから相当練習したようで、見違えるほど上達して、こちらが想像していた以上の演奏を聴かせてくれたときにはこちらが感動で涙目になってしまったほどでした。

子供にとっては、いつも優しくて、練習しないでレッスンに来ても許してくれる先生がストレスがかからなくて良いと思うかもしれませんが、本当に子供の成長を望むのであれば、厳しさ、というのは必要なことですね。出来ないなら出来ないでいいよ、と流して、そんなにがんばらなくても出来る範囲でレッスンを進めていくことも出来ますが、もう一歩実力を引き上げようとすると、やはりどこかで“なかなか出来ない”“悔しい”といった感情を抱くことが必要であり、そしてそれが上にあがろうとするときのエネルギー源となります。

もちろん、その厳しさ、というのは愛があるものでなければなりません。理不尽な厳しさは子供の心、いや子供大人と年齢関係なく人の成長の種を潰します。そんなに悲しいことはありませんよね。

優しい、厳しいといったことは人によって感じ方も違いますし、何かバロメーターがあるわけでもないので、なかなかその匙加減が難しいと思いますし、先生たちだって間違えてしまうこともあると思います。人間ですから。だけどそこで逃げるのではなく、双方の信頼関係のもと、生徒さん、親御さん、講師でそれぞれが試行錯誤しあいながら前に進んでいくことが大事なことなのかなと思います。

愛のある厳しさを持った優しい先生。。。先生自身も成長を続けて器が大きくならないといけないですね!

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