【子供のピアノ練習】「まずは5分だけ」脳の仕組みと習慣作り

こんにちは♪

笹塚コンムジカピアノ教室の野田佳奈美です♪

今回は、お子様のピアノの練習について書いていきたいと思います。


理想は、

「自分から夢中で弾くこと」


ピアノの上達において一番素晴らしいのは、お子様自身が「もっと弾きたい!」と時間を忘れて鍵盤に向かう状態です。自発的に練習に没頭する時間は、何物にも代えがたい成長の原動力になります。

ただ、全ての子供たちが常にそんな状態になれば誰も悩みません。

ご家族も先生方も!!

そうではないから悩みます。

ここで、提案したいのが毎日短時間練習です。

不思議なもので、例えば1週間のうちに1日にまとめて6−8時間練習するより、毎日2時間を積み重ねた方が上手くなる。というのは実感としてもありますし、とあるピアニストが話していたことでもあります。

全ての子供たちに、そんな毎日2時間とは言えませんから、毎日5分(なんなら1分でも!)の習慣作りをお勧めしたいです。


「海馬」と「ミエリン」を味方につける

なぜ、まとめて長時間弾くより「毎日」が大切なのでしょうか?そこには脳の仕組みが深く関わっています。

• 記憶を整理する「海馬」
私たちの脳にある「海馬」という部分は、その日に練習したことを寝ている間に整理して、定着させる役割を持っています。毎日少しずつ刺激を送ることで、海馬は効率よく「ピアノの弾き方」を記憶の引き出しにしまってくれます。

• 回路を強くする「ミエリン」
同じ動きを繰り返すと、神経の周りに「ミエリン」という層が作られます。
これが厚くなるほど、指の動きはスムーズに、無意識でも動くようになります。
このミエリンを育てるには、一度の長時間練習よりも「24時間以内の反復」が最も効果的だと言われています。


「5分」はやる気スイッチを入れるための儀式

とはいえ、最初からやる気満々で椅子に座れる日ばかりではありません💦

そこで大切にしたいのが、まずは「毎日5分だけ蓋を開ける」という習慣です。
これは5分で終わらせるためのノルマではなく、脳のやる気スイッチを入れるための「呼び水」です。
(なんなら初めは1分でも良いと思います)

人間には、やり始めると後からやる気がついてくる仕組みがあります。(←毎日実感!)

まずは5分と決めて弾き始めることで、指が馴染み、音楽の楽しさにスイッチが入れば、自然と15分、30分と自発的な練習に繋がっていくものです。


【5分でやる「上達への道標」メニュー

自発的な練習モードへスムーズに移行するための、おすすめの5分間メニューです。

1. 指のウォーミングアップ(1分)

難しいことは考えず、お気に入りの5つの音をパラパラと動かすだけ。
脳と指をピアノモードに切り替えます。

2. 「昨日よりちょっと上手く」を1箇所だけ(3分)
曲を最初から最後まで弾く必要はありません。
昨日つっかえた「1小節だけ」を3〜5回、ゆっくり丁寧に。
海馬に「ここが大事だよ」と教える作業です。

3. 好きなフレーズで気分を上げる(1分)
最後は自分の好きなメロディを自由に弾いて終わり。
良い気分のまま練習を終えることで、「明日もまた弾きたい」という自発性に繋がります。

まとめ

毎日の積み重ねが「道」になる

たとえ忙しい日でも、毎日欠かさず楽器に触れる環境を整えることは、お子様が自分の力で上達していくための最も強固な礎となります。

「5分だけ」という最初の一歩が、いつの間にか「自分からピアノを楽しむ時間」へと変わっていく。
そんな未来への道を一緒に育てていきましょう。


※参照・参考文献
• ダニエル・コイル著『天才はディープ・プラクティスで作られる』(ミエリン形成とスキル向上について)
• ベネディクト・キャリー著『脳が認める勉強法』(海馬の特性を活かした分散学習について)

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